4じげんぼうPポコ[藤子・F・不二雄]

かなり久々な藤子F氏のマイナー作品紹介。

DQ11も出来ないし、3DSPSVのゲームもやりつくしてしまったので仕方ない。

4じげんぼうPポコ

これもかなりマイナーな作品だと思う。
対象は小学生低学年。

ある日、主人公の目の前に何にでも化けられる、良く解らない生き物(?)が現れた。
彼(?)「ピーポコ」としか喋られない。
そんなピーポコと主人公たけし(ジャイアンではない)の楽しい日々が描かれる。

と、藤子F氏では定番の「ある日、良く解らないモノ(古代人、未来人、ロボット、宇宙人、お化け、etc)が現れ、主人公の家に居候する」話である。
で、また定番で「ご近所で起きる小さな事件を面白おかしく描く」タイプだ。

が、これもまた短命に終わる。
(だからマイナーなのだが)
正直なところ、似たような話が多いので、インパクトがないと印象に残らない。
これもまた、印象に残らなかった話だ。

ちなみに、ピーポコの容姿はドロンパO次郎を足して2で割った感じだ。



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コロリころげた木の根っ子[藤子・F・不二雄]

かなり久々な藤子F氏のマイナー作品紹介。
DQ11大逆裁2も進んでいないので仕方ない。

コロリころげた木の根っ子

これは大人向けの短編である。

主人公はとある編集者。
1年目の結婚記念日にある厄介な作家から小説の原稿を取って来いと命令され、仕方なく作家の家に赴く。
が、作家は全く原稿を書いていない状態。
家に帰るのは絶望的になり、奥さんに怒られてしまう。

で、その作家の自分の妻の扱い方は酷い。
些細なことや、理不尽な理由で暴力をふるい、愛人への電話も妻に掛けさせる始末である。
しかし妻は無言で夫に従っていた。

が、主人公はその妻の部屋で偶然新聞のスクラップを見つける。
その記事はあらゆる事故で亡くなった人のものばかりだった。
そして作家の家の中には、その事故が起こりそうな条件がいくつも揃っている。
つまり妻はいつか事故が起こって、夫が死ぬことを……。

と、かなりダークな話である。
妻は心底を夫の憎んでいて、その夫を亡き者にしようとしている。
しかも自分に罪がないように。
しかし終盤で夫は妻の事を信頼し愛しているような口振りを見せる。
果たして妻がその事を知ったらどう思うだろうか。

果たしてこの後、この作家はどうなったのだろうか。



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老年期の終わり[藤子・F・不二雄]

今回も藤子F氏のマイナー作品紹介。

老年期の終わり

これは少年向けの短編である。

銀河系のとある惑星。
その星には地球人が移住して5000年の月日が経っていたが、その役目を終え、住人は皆地球へと引き返そうとしていた。
そんな時、一隻の宇宙船が不時着してきた。
中には冷凍冬眠された乗組員が一人のみ。
彼は6000年前に地球から異星の調査の為に旅に出たと言う。
しかし彼が飛び立ってから数百年後にワープ航法が確立し、現在では地球まで60日ほどで辿り着ける。
その事実に彼は家族を捨てて旅した6000年が無駄になったと絶望してしまう。
政庁の司書の老人が語るに、出生率が低下し、宇宙各地で撤退が進み、人類そのものが老年期に入っている。
そんな話に嫌気がさした彼は、自分の乗ってきた宇宙船に乗り込み、再び旅に出ることを決意する。

良く栄華を極め、その後衰退していく人類を「熟しきった果物が腐って落ちる」と表現するが、これもそんな感じの話である。
手塚治虫氏の火の鳥の中にも、人類はある程度まで栄えると、そこから進歩しなくなるという話があるが、本当だろうか。
今現在、まだまだ人類には栄える余地があるので、私が生きているうちはそうならないだろうが。

で、藤子F氏は緩やかに人類が衰退していく未来を描いている。
しかし希望も描いている。

やや難しい話かもしれないが、小学高学年以上ならば理解できる話ではないだろうか。



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バラとゆびわ[藤子・F・不二雄]

予告どおり藤子F氏のマイナー作品紹介。

バラとゆびわ

これは藤子F氏の作品の中でも、かなり初期の作品になる。
初期過ぎて、馴染みのある絵柄とまるで違う。
どちらかと言うと手塚治虫氏に近い。

さておき、これはサッカレーという作者の書いた物語を原作とし、藤子F氏が漫画化した話である。
少女向けに作られていて、とある王国のお姫様が主人公だ。
内容は子供向けになっているが、簡単に言うと国家間の陰謀に巻き込まれた別の国の王子と王妃が、苦難の道を乗り越え結ばれるという話だ。

淡々と読み進められるようになっているが、深読みすると結構難しい話だ。
一度読んだだけでは頭に入らない。
それでも面白かったという印象は残っている。

今度、もう一度読んでみようと思う。



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アチタが見える[藤子・F・不二雄]

暫く藤子F氏のマイナー作品紹介になるかもしれない。

アチタが見える

もうこの作品に関しては完全ネタバレで紹介することにする。

これは予知能力を持った娘の父親が主人子の話である。

娘は幼い為、自身の能力のことが良く解っていない。
自分の身の回りの未来の出来事が時々「見える」ようだ。
しかし父親はそのことを「偶然」と考えている。

ある日父親が同僚を家に連れて行くと、娘はその同僚が車に撥ねられる様子を描いた絵を持ってきた。
同僚は怖くなり、自宅に引き篭もってしまう。

後日、この娘の噂を聞きつけた記者が娘にインタビューをする。
社会情勢や政治に関しての今後を訊くが、娘にはチンプンカンプンである。
そこで記者は娘の両親の事を訊く。
娘は「良く解らない」と前置きをしてから記者に耳打ちをする。
すると記者の顔がみるみる青くなり、その記者は逃げるように去っていった。

そして娘は「パパとママを描いた」と一枚の紙を両親に見せる。
そこに描かれた人物は父親と母親には似ても似つかない二人だった……。

と、ここで物語りは終わる。
藤子F氏の短編で時々ある、きっちり結末を描かず投げっぱなしで終わるタイプの作品だ。

一体この最後の絵はどう解釈すれば良いのだろうか。
色々と伏線はある。
あらすじの紹介では省いたが、父親は娘の能力を使って宝くじを当てている。
そして両親の未来を訊いた記者の反応。

考えられるのは、両親はなんらかの事故、しかも宝くじに関連する事故に巻き込まれ死亡し、娘は養子に取られるというパターン。
他には娘が描いた両親の絵が真実で、主人公が彼女をさらって自分の娘として育てているパターン。
これならば、事実を訊いた記者が慌てて帰ったのも納得できる。

と、考えれば考えるほど、背筋が寒くなる作品である。



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